【作例紹介(23)】産業用機械・展示会出展用PR動画

民生用製品の商品プロモーション動画は、店頭などでよく見かけます。一方、私たちの生活とは少し距離のあるいわゆる「産業用機械」の動画は、展示会などで活用されています。

今回ご紹介する作例は、そんな展示会で再生される産業用機械(搬送機)の商品プロモーション動画です。ご覧ください。


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産業機械の商品プロモーション動画制作

今回の案件は、いわゆる産業機械。工場など業務の現場で使用される機械のPR動画です。

制作については、諸般の事情により撮影をあまりすることなく動画を作ることになりました。どのような進行になったのか。その一部始終をご紹介いたします。

大きな商品は映像で詳細を説明する

まず商品についてですが、工場や空港などで使用されるいわゆる「搬送機」です。皆さまも、空港の到着ゲートなどで見かけたことがあることでしょう。

ご想像のとおり、とても大きな機械です。しかも、単品商品ではなくすえつけて全体で動かして初めて役に立つもの。それゆえ、いくら大きな展示会場でも実物をそこに持ち込んでPRすることはできません。

そこで商品プロモーション動画の登場、と相成ったわけです。

撮影は最小限にとどめて制作を進行

しかも今回は、制作時間が短かったことや予算などの関係もあり、基本的には撮影をほとんどしない形で制作を進めることになりました。

撮影は最低限ゆえ、どうしても既存素材の活用で編集を進めることになります。あえていえば、小型機材による補助的な撮影ができればできるくらい。

このように制約の大きな進行となりましたが、ご覧のとおりまっとうな動画にまとめることができました。

プロによるロケ映像は、やはり効果的

といった感じで制作は進行しました。ですが、案件はここで意外な展開を見せました。

補助撮影としてロケを1回行なったのですが、これが思いのほか好評だったこと。

やはり実際にプロの手による撮影を行なうと、その効果の大きさに気付かれたようです。

動きを見せてこそ、の販促用動画

確かにそれはそのとおりかもしれません。

というのも、対象商品は「搬送機」。つまり、動く様子・動き方・いかにスムーズに働くか。つまり、「動き」そのものが商品。

にもかかわらず、静止画だけでプロモーションしようとすれば。肝心の「動き」が全く見えないわけで、これでは本末転倒です。

そう、動きを見せる必要のある商品は、やはり映像で「動きを見せて」こそ効果が実感できるのです。

動画と静止画の両方を用いて、本編を構成

もちろん、実際は制作期間や予算といった現実的な課題もあります。

そこで今回は最終的に、本編を「動画で見せる部分」と「静止画素材のモーション編集」するパートに分離して制作を進めました。

結果、限られた素材ながら大変効果的な商品プロモーション動画としてまとめることができました。

制約こそ、飛躍への第一歩

以上のように、今回はクライアントさまと当方で、さまざまなことを発見・共有しながらの進行となりました。

本案件をふり返って思うのは「制約があるからこそ、発見と発展が生まれる」こと。そう、制約こそ飛躍のための大きなきっかけなのです。

これから展示会出展を控えている企業さまも、こうした商品プロモーション動画の制作をご検討されてみてはいかがでしょうか。