商品プロモーションの動画には、2つの種類があります。ひとつは「店頭で一般の方に見ていただく」もの。そしてもうひとつが「業界関係者にPRするためのもの」。
ここでご紹介する作例は、後者の代表的なもの。どんな内容なのでしょうか。さっそく見てみましょう。
テレビコマーシャルとはまた違う、きわめて「実用的な」宣伝ツール。それが「商品プロモーション動画制作」。当社では、お客さまのご用途に合わせたフレキシブルな映像制作サービスを行っています。ぜひご検討くださいませ。
短時間で伝わる商品ご説明動画を
建設機械・具体的には「建設用ドローン」の商品プロモーション動画作例です。
業界関係者にPRするためのもので、実際の活用シチュエーションから逆算すると「短時間に、フォーカスを絞って」概要を説明する必要のある映像です。
こうした動画は、実際にはどのような構成だてが有効なのでしょうか。ご紹介いたします。
統一されたタイトルバック画面を反映
クライアントさまは、いわゆる大手企業さま。それもあり、大企業にふさわしい気品と完成度が動画にも求められます。
このため作品冒頭そしてエンディングは、きちんとデザインテイストが統一されたタイトルバック画面を挿入。
細かいようですが、このような繊細な心配りが動画全体の「印象」に強くつながります。おろそかにでは出来ない部分です。
自分ごととして捉えていただくために
以上のように、企業としてまっとうな表現をベースにしながら具体的な商品説明に入っていきます。
ただ、ここにもひとひねりが。単に商品を「商品紹介」として提示しただけでは、見る側に何のインパクトもフックもありません。
問題提起や現状分析など。より商品を「自分ごととして」捕らえていただくためのさまざまな投げかけを反映します。
こうした構成を、伏線まで意識しながら組み立てる。それが、商品プロモーション動画を作る上では欠かせません。
撮りためた現場素材を最大限活用
一方で、商品の性格上、動画制作のためだけに商品を実飛行させることは難しいのが現状です。
このため、これまで撮りためてきた業務用の納品映像などを最大限活用。
そう、制作においては実務でストックしてある映像を加工することで十分プロモーション用の動画を作ることができるのです。
効果的で印象に残る見出しとキャッチ
そして見逃せないのが「見出しの効果」。
いくら映像といっても「あるものをあるように見せるだけ」では、見る側にインパクトを与えることは難しい。
まして、動画を見せる側としては「売り込みたい」というヤル気あっての上映なわけで、ここはそうした意思を画面にもしっかりと盛り込みたいもの。
そんな際に有効なのが「見出しによるキャッチづけ」。もっとも効果的で印象に残るコピーへ変換し、見出しとして反映します。
映像の本筋をにらみながら、制作進行
同時に留意したいのが、いくらテロップを反映するとはいえ「目的に応じた」カタチにとりまとめるということ。
せっかくドローンならではのパノラマチックな映像を提示できたとしても。それを「邪魔してしまう」ような見出しだと、本末転倒です。
あくまで映像の本当の目的をにらみながら。本筋を見誤らないよう、しっかりと本編を構成することが大事です。
上質な作品でこそ、真意が伝わる
以上のような造作で、本作品は完成に至りました。おかげさまでクライアントさまから大好評を得ることができました。
ドローンという商品の性格上、業務内での流用素材が多かったのは事実ですが、そんな中においても「画面デザイン」は重要。
今回は、そうした面をきちんとケアすることで上質な作品に仕上げることができた好例といえます。