店頭・展示会用動画の制作 (6):台本は用意した方がいいですか?

【台本にまつわるエトセトラ】———————–

制作準備に関するお話です。

ご依頼いただく会社さまから
さまざまな質問をいただきますが
制作に関する質問で多いのがこちら。

「台本は準備した方がよいのですか?」ということ。

結論から申しますと、

「必要ありません。台本は当方で構成させていただきます」。

これはどういうことか、ご説明します。

【読み書き原稿とナレ原稿】———————–

実は台本とひとことで言っても。
いわゆる「読み書き」のための文章と
映像のもととなる「台本」では、微妙に書き方が異なります。

読み書きの文章は、乱暴にまとめてよいなら
とりあえず書いてしまえばOK。

それが抽象的な単語であろうとなかろうと
それっぽい表現と言葉で
「てにをは」が間違えていなければ
ほぼOKといえます。

【その文言は、絵に変換できるのか】———————–

反面、映像の台本はそれではいけません。

台本に書かれてある文言は、
原則としては「すべて絵に変換できる」
もしくは「変換することが可能」
「変換するための準備を予定している」
ものでなくてはならないのです。

もちろん、読み書き文章をナレにして
そこに当たり障りのない絵を当てはめるだけで、
一応動画としては完結します。

しかし。そのような映像は、拡販効果がないばかりか
見てもらうことすら難しい
「つまらない」映像になってしまいます。

このあたりまでにらんだ上で台本を組むためには
それなりの現場経験を積んだプロでないと難しいものです。

実際の制作画像をご覧ください。

このように、すべての内容は
「絵に変換」できなければいけないのです。

だから、映像の台本というのは
読み書き原稿とは違った難しさがあるといえます。

【台本制作はどうぞ丸投げ下さい】———————–

なので、当社ではお客さまに
台本を組んでいただくことはしていません。

お客さまは、表現したいこと・
反映したいことをざっくばらんに
おしゃべり形式で担当ディレクターに
お話いただければ、それでOK。

あとはディレクターが、
責任をもって台本を制作いたします。

なので、お客さまが台本を組む必要はありません。
どうぞ安心してディレクターに
「丸投げ」していただければと思います。